猫系官能SF超大作(?)
ゾナーとプラナー
 
 
みぎゃああぁぁぁぁ
それは、巨大化したゾナーでした。
「ゾナー、あたしよ」
みぎゃああぁぁぁぁ
「分からないの? プラナーよ」
プラナーは懸命に呼びかけましたが、
何故だか怒り狂っているゾナーの耳には、聞こえないようです。
そりゃぁ、そうでしょう。
小さくなったプラナーは、声も小さくなっていたのです。
「え?」
ゾナーはズンズン近付いてきます。
このままだと、踏みつぶされてしまいます。
「きゃぁ、助けてぇ」
プラナーは逃げ出しました。
   
表  紙|犬の曠野
 
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