猫系官能SF超大作(?)
ゾナーとプラナー
 
 
「くふんくふん、これはどうかな」
プラナーは、目につく花によじ登り、匂いを嗅いで回りました。
そんな事をして、お母さんに会えるとは思えないのですが、
プラナーは懸命に匂いを嗅いで回りました。
「うぅん、これも違うなぁ」
違う筈です。
プラナーの記憶に残る「お母さんの匂い」は、
プラナーの想像に過ぎないのですから。
  
表  紙|犬の曠野
 
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