猫系官能SF超大作(?)
ゾナーとプラナー
 
 
「お母さんを返せ!」
ゾナーは山の頂に立って、叫びました。
いや、「お母さんを返せ」と言いたかったから
言っているだけです。
お母さんは、<奪われた>ワケではありません。
ドチラかと言えば、2匹の子猫が母親から奪われ、
そして捨てられたのです。
でも、そんなことは関係ありません。
ゾナーは日が暮れるまで、鳴き叫び続けました。
  
表  紙|犬の曠野
 
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